文旦の種
2025.05.26スタッフの日常
先日“ブンタン授粉で大忙し”のニュースを目にしました。
親戚が文旦を栽培しているのですが、私の父も毎年GW頃(4月下旬から5月中旬)に授粉を手伝っています。
文旦は、自家受粉(文旦の花粉を付ける事)をしにくいため、他家受粉(文旦以外の花粉を付ける事)が必要な柑橘の1つです。
文旦の人工授粉には、小夏の花粉を使うため、文旦農家さんは小夏も一緒に栽培している事が多いとか・・・
前もって採った小夏の花粉を、短い花の時期に急な斜面で、ひとつひとつ丁寧に数回付ける作業は、とても手間暇がかかり、体力的にも厳しいそうです。
手間がかかるといえば、文旦は皮が厚く、剥くのが大変なイメージですが「ムッキーちゃん」を使うときれいにむけます。
また種が多いのも特徴で、文旦の種は自分たちの仕事(人工授粉)がちゃんとできた証拠!と父は嬉しそうに話します。
授粉がしっかりできると、多くの種が入り、充実した糖度の高いものになると聞きました。
文旦の種は美味しさを追及した証なのですね。
高知支店H